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緑内障外来Glaucoma

毎週月曜日 午後14:00-18:00 
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緑内障とは

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその病因の一つと言われています。
緑内障患者数は40歳以上の約5%が緑内障患者と推定されており、中でも正常眼圧緑内障が注目されています。一度失った視野を戻す事はできません。進行を防ぐには早期発見、早期治療が大変重要です。

緑内障のタイプと症状

生まれながら緑内障の発達緑内障や、ほかの病気や薬の影響で眼圧が上昇することによる続発緑内障があります。ただ、どうして緑内障になる人とならない人がいるのか、また緑内障がどのように発症するのか、詳しいことはまだわかっていません。

緑内障はほとんど自覚症状がないまま進行していきます。 緑内障のタイプによっては、頭痛や吐き気が現れることもありますが、多くの場合は自分では気づかないので、40歳を過ぎたら定期的に眼科の検診を受けることをお勧めします。

緑内障のタイプと症状

治療過程

緑内障治療で最も重要なことは、眼圧を下げて視野障害がこれ以上進行しないようにすることです。
それは、緑内障に対するエビデンスに基づいた唯一確実な治療方法は、眼圧下降です。
そして、治療効果を最大限にする眼圧下降目標は、患者さまおひとりおひとりで違います。
当外来では、日本緑内障学会発行の「緑内障診察ガイドライン」の内容をベースとし、多角的な検査と最新の薬剤の知識で、必要最小限で、最大限の効果を発揮させる薬剤の選定を慎重に行います。

緑内障の治療は、長期の点眼や定期的な経過観察が必要です。特に点眼は、日々患者さま自身に行っていただく必要があります。患者様において自覚症状の無い方も多い中で、長期の点眼の負担は少なくありません。
当外来では、長期にわたる緑内障治療へのモチベーションの向上のため、治療方法決定課程に患者様にも参加していただくとともに、経過観察毎に検査結果のていねいな説明を心がけております。

1.無治療時の状態(ベースラインデータ)の把握

無治療時の眼圧は、視神経障害を引き起こした眼圧であり、このレベルであればさらに障害が進行すると考えられる眼圧です。治療効果を把握するためにも無治療時の眼圧を把握することは必要です。緑内障後期などの特に緊急性の高い症例をのぞき、無治療の状態の把握を行います。

2.目標眼圧の設定

緑内障病期、無治療時眼圧、年齢、視野障害の進行度、家族歴、他眼の状況などの危険因子を勘案し、患者様ごとに目標の設定を行います。

3.投薬治療の開始

最初は、点眼を片眼のみ行い(片眼トライアル)薬剤の効果を判定いたします。緑内障専門医として、緑内障点眼薬の作用機序、副作用、禁忌などの情報の収集に力を入れております。その知識と検査結果を総合的に判断し、必要最小限で、最大限の効果を発揮させる薬剤の選定を行います。

4.経過観察と進行判定

症状に応じて、1ヶ月~3ケ月に一度ご来院頂き経過観察を行います。主に眼圧測定、視野検査、OCT検査、眼底検査、視力検査を行います。一つの検査で確定した緑内障の進行判定は出来ません。複数の検査を継続的に実施することで、総合的に緑内障の進行度を判断いたします。

5.点眼薬剤の変更と追加

経過観察で効果が十分でないと判定した場合、薬剤の変更や追加を行います。

6.目標眼圧の修正

最初に設定した目標眼圧の妥当性は、経過を経ないと判断できないため、経過観察における緑内障の進行具合を鑑み 適宜「目標眼圧」を修正いいたします。

担当医 細田 進悟

担当医 細田 進悟

[ 経歴 ]

  • 慶應義塾大学眼科学教室入局
  • 慶応義塾大学病院眼科緑内障専修医及び助教勤務を経て現在、埼玉病院眼科部長

[ 専門領域 ]

  • 緑内障、網膜硝子体

[ 資格等 ]

  • 日本眼科学会専門医

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